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Channel: 不思議な体験談 –怖話ノ館(こわばなのやかた)
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毎朝変わる彼女の駅

  X駅とZ駅の間に、A、B、Cと各駅停車しか止まらない駅が3つ続く。   X駅とZ駅との短い距離の間に、この3つの駅はひしめき合うように配置されており、なぜか不思議な存在感を放っている。   これは、その路線で通学していた頃の話。   僕は毎朝同じ時間の同じ車両の窓際に寄りかかって通学していたのだが、ある朝、A駅で停車中にふと外を見ると、反対側のホームにとてもきれいな女子高生を見かけた。...

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消えた午後ティーと続く幸運

  とある事情で神様方にすがる必要ができてしまいまして…。   それからは神々を信じて伊勢や出雲、日向で願掛けをしたのに、氏神様に参詣しないのも筋が通らないと思い立ち、家のすぐ近くの歴史ある神社に通うようになりました。   死人がよく出て怪奇現象がたまにある病院勤務のくせに、一度も幽霊は見たことがないという霊感ゼロの人間ですが、届くと信じて2週間に一度の参拝を欠かさないようにしております。...

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母の霊が家に帰ってきた1ヶ月間

  母は長い闘病の末に亡くなった。   これは、母の死からちょうど半年が過ぎた頃の不思議な出来事。   当時、父と私で暮らしていた。   弟はすでに隣県で暮らしており、仏壇は弟の家に、お墓も弟の近所に作った。   月命日には車で1時間のお墓を、父と私は参っていた。   足腰が弱っていた父はある日、坂道を転んで起き上がれなかったところを、たまたま通りかかった近所の人に助けられた。...

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番号が繋ぐあの世とこの世

  これは、10年前の初夏の話。   妹が父に電話しようと発信履歴の画面を表示したところ、登録していない番号が一番上に出てきたそうで。   発信日時はその日の朝6時頃。   「朝に電話した覚えはないし、でも何だか見覚えのある番号なんだよね…」   離れて暮らす姉の私に確認してきたので、試しに私の携帯にその番号を打ち込んでみた。   すると、母の名前と携帯番号が表示されて背筋が寒くなった。...

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夢で見ていた49日の光景

  これは10年程前の、私が高校生だった時の体験話。   季節は6月。   地元は北海道で梅雨知らず。   そんな月初めのこと。   学校では月末にある文化祭のために、色々と準備に追われていた。   私はお祭りが大好きなもので、クラスと学年の実行委員になっていたから尚のこと忙しかった。   毎日提出書類だの何だので、その日も夜遅くまで同じ実行委員の人たちと、学校の近くのファミレスで作業をしていた。...

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ふとした瞬間に開かれる異世界の秘密

  3つ上の姉は、小さい頃から「何かの蓋を開けると時々そこに変な景色が見える」という。   その景色は、風に揺れる緑の草原の向こうに小高い丘があって細い木が一本立っている、そして空は青く風が強いのか白い雲が流れるように早く動いている、何の変哲もないどこかで見たような風景。...

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原爆ドームが私に見せた炎の少女

  これは、仕事で広島へ行った時の話。   仕事までの空き時間、ホテルから近いこともあって、1日目と2日目に『原爆ドーム』に行った。   子供の時に見た感じとは違い、すごく感動した。   原爆ドームに関しては、“見える人にはかなりの霊が見える場所”というのも聞いており、やはり戦争の悲惨さを痛感した。...

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偶然と別れが交差した日

  これは、僕が中学生の時の話。   ある日に伯父さんの家へ日帰りで遊びに行く約束をしていた。   自宅のある滋賀から伯父さんの家の京都まで。   歩き、バスに乗り、電車に乗り、再びバスに乗り、歩く。   滋賀のバスは1時間に3本、電車は10分おきくらい。   京都のバスも場所が場所なだけに少なくて、1時間に3本だった。   移動時間と待ち時間を考えると、大体2時間30分くらいの距離だったと思う。...

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田んぼに現れた見てはいけない存在

  これは3年前、まだ高校2年だった頃の話。   趣味がロードレーサーで遠出することで、大型連休に入れば、必ず従弟の家へ遊びに行っていた。   夏休みに入ってすぐのこと、従弟の家に向かう途中には一面が田んぼだらけの道があり、そこを走っていたら何か白いものが左の方でうねうねしていた。...

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可哀相って思われ続けてたら

  もう10年くらい前になる。   夜勤終わりに家に帰ろうと、朝方いつもの田舎道を車で走っていた。   すると、車に轢かれたであろう犬の屍骸が横たわっていた。   俺はいつものように軽快なハンドルさばきでそれを回避する。   可哀想とも思うが、正直なところ車が汚れてしまうと思う気持ちの方が遥かに上回っていた。   そして家に帰り着き、そんな出来事を早くも忘れて豪快に朝食を食らっていた時だった。...

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